港区議会 2013-03-13 平成25年度予算特別委員会−03月13日
菅谷明子さんの著書『未来をつくる図書館−ニューヨークからの報告−』の中で、アメリカは調べ物学習が多く、学校図書館の資料だけでは限界がある。公立図書館では、豊富な資料を生かして子どもたちが小さいうちから情報を収集し、評価し、それを使って考えをまとめ、文章で表現したり発表する力を身につけるため、図書館利用教育に力を入れているとされています。
菅谷明子さんの著書『未来をつくる図書館−ニューヨークからの報告−』の中で、アメリカは調べ物学習が多く、学校図書館の資料だけでは限界がある。公立図書館では、豊富な資料を生かして子どもたちが小さいうちから情報を収集し、評価し、それを使って考えをまとめ、文章で表現したり発表する力を身につけるため、図書館利用教育に力を入れているとされています。
また、菅谷明子氏の「進化するニューヨーク公共図書館」に触発され、ニューヨーク公共図書館に行き、つぶさに体験した際も、ルポに書かれていたコピー機や航空機会社も生んだ、眠れる人材を支援し、社会に還元するシステム、知的インフラとしての図書館をまさに実感したものです。
「未来をつくる図書館」の著者である菅谷明子氏が指摘しているように、私も区民のための知的インフラとしての役割を新図書館は担うべきであると考えます。 また、高齢者になると新しい変化についていくのがつらくなり、いつも同じ状態でいると心が落ち着き、平穏に過ごすことができます。一度建てたら、長い年月を全世代の区民の方が利用する図書館は、少しでも区民の希望に沿う、愛される新図書館を建設してほしいと思います。
図書館の大いなる可能性というフレーズは、経済産業研究所研究員の菅谷明子氏がよくニューヨーク公共図書館を例にして使われる言葉です。菅谷氏は、「民主主義は情報が幅広く公開され、それに誰もがアクセスできることが大事なのだという共通認識がアメリカ市民にはある。それを支えているのが図書館であり、ある意味で図書館は民主主義の象徴でさえあるのだ。
この住民に対する知識と情報の提供という点で進んでいるのが菅谷明子さんの「未来を作る図書館」で紹介されたニューヨークの図書館であります。ニューヨーク公共図書館は、日本の図書館に比べて蔵書量は驚くほどではないものの、索引や電子化された情報がはるかに充実しており、膨大な情報から簡単に検索できるデータベースは無料で市民に開放されています。
ちなみに、この本は、経済産業研究所の研究員で、北区新中央図書館建設検討懇談会のメンバーだった菅谷明子さんが書かれたものです。 こうしたことから四つ提案したいと思います。 まず第一に、インターネットと物流ネットワークを、さらに一歩進めて、地区館で調べて不十分なら中央館に行くという仕組みと蔵書構成をしっかりつくるべきです。
経済産業研究所の菅谷明子氏は、著書「未来をつくる図書館」の中で、アメリカ、ニューヨークの公共図書館を通して「広々とした閲覧室では、本を読む人、パソコンを持ち込み、備えつけの回線を使ってメールを送る人もいる。就職先を探す人も、また新しい事業を興そうとする人、さらに株価の動きや医療機関の情報を得ようと、無料で専門的なデータベースを活用する人が引きも切らさない。図書館独自で撮影したビデオもある。
「図書館とは、本を借りたり、調べものをするための場所だと思ってきた私だが、それ以上に重要な役割があることをニューヨーク公共図書館に教わった」著者のジャーナリスト菅谷明子さんは、「過去の人類の偉業を大切に受け継ぎ、市民が新しい価値を生み出すための素材を提供する。やる気とアイディアと好奇心あふれる市民を豊潤なコレクションに浸らせ、個人の能力を最大限に引き出すために惜しみない援助を与える。